上村 淳之展  日本橋高島屋

年を取ると和食がより美味しく感じるようになったのですが、絵画鑑賞についてもそうかも。
最近日本画って綺麗だなと思うようになりました。
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傘寿記念 上村淳之(あつし)展
美人画の巨匠上村松園(しょうえん)を祖母に、現代花鳥画上村松篁(しょうこう)を父に生まれる。

天賦の才能、理想的環境のなかすくすくと・・・いや、ビッグネームの跡を継ぐのはさぞかし重圧だろう・・・などと想像していました。会場のインタビュービデオによると、意外にも画家を目指す事はご両親大反対、家出同然で京都芸大に入学して画業をスタートさせたそうです。好きで、自分で選んだ道だから重圧に感じた事はないそうです。

淡い色合いで描かれた美しい生き物たち。
その命を育んだ美しい自然。
前に立って見ていると美・真実・善のような良い言葉しか浮かんできません。
浄化されたような気分でした。

絵の横に張ってある解説が面白かったです。
鳥のキャラクターが描いてあり、その鳥が話しているような文体でした。
「他の人には見せない姿だよ、僕たちを育ててくれているからわかるんだね。」みたいな。

何枚かは画家本人の笑顔の写真で同じようにくだけた話口調の解説でした。
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十二支 子
「埴輪のような表現にしたかったんだけど失敗したな、空虚な目が描けなくてね。」
と本人のコメントがついていたこのシリーズ、温かい目をして生き生きとして、確かに埴輪とは程遠かった。

大阪新歌舞伎座の新しい緞帳原画「四季花鳥図」が出展されてました。
来春オープン予定東京新歌舞伎座の緞帳原画も手がけたそうですが出展されてませんでした。
新歌舞伎座に行ったらまず緞帳を鑑賞しなくては・・・楽しみです。

会期は10月1日まで、お勧めです。

傘寿記念 上村淳之展 日本橋高島屋

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by konohanasnotes | 2012-09-26 14:08 | 美術
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