平成中村座5月大歌舞伎 夜の部

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一緒に伝統歌舞伎保存会を見に行った友人が「中村座も見てみたい!」と言うので駄目元チケットWEB松竹アタックしてみたら取れました、花道横、一ヶ月前なのに。平日だと何とかなるもんですね。

お着物仲間でもある友人も一緒だったので着物観劇の予定だったのですが、雨振りで断念。

軽く浅草見物観音様を拝んでから行きましょうよのもくろみも、寒いし人多いし(スカイツリー流れ?)・・・早々に諦めて舟和でお土産を買い
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梅園であんみつを食べて時間つぶし。観音様を拝むのはすっかり忘れて、とぼとぼ中村座まで歩きました。雨降りだと遠いわ~

何とか辿り着いた中村座での観劇は、いろんな意味の変化(進化かも)の兆しを見れたような気がして、大変面白かったです。

まず、お弁当ゲット。
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幕の内弁当

イヤホンガイドもゲット。
最近あまり使わないのですが、友人につられて久々に借りました、今回のヒット!!

最初の演目は「毛抜き」。

歌舞伎十八番の一つ、人気演目ながら未見だったので楽しみにしていました。

これが橋之助の魅力満載!高田純次ばり下ネタ下品オヤジ風でもあり灰色脳細胞フル活動ポアロ風でもある役を嫌味無く、好ましく演じていて素敵でした。

そして、イヤホンガイド飯村絵理子さん!!追っかけしようかと思うぐらい気に入ってしまいました。

磁石の力を利用した悪事のたくらみを暴くヒーローという筋書きを、人気TVドラマ「トリック」に喩えたり、男女構わず床に誘い、女性に男性経験まで聞きだそうとする様子を「セクハラですねっ!」と吐き捨てるように言ったり。これまで聞いたどの解説とも違う雰囲気で面白かったです。
これからはもっとイヤホンガイドに注目しなくては。

橋之助の長男、国生が大人っぽい役をやっていました。もうそんなに大きくなったんですねえ。

二つ目は上演口上

勘三郎と最年長のお弟子さん(93歳!)小山三
小山三は新歌舞伎座の舞台も踏めそうなぐらいしっかり元気な様子でした。お弟子さんがこうして口上に並ぶ事なんて見たことないですし、嬉しかったでしょうね。

続いて志賀山三番叟
勘九郎によく合ってる演目だなと思いました。きちっと決まった様式、緩急はっきり、真面目で固い雰囲気が生きていました。四方に向いて形を決めるところなど、パキッと角度を決めていて、正方形に動いた後が残像に残りそう。

最後は梅雨小袖昔八丈 髪結新三
悪い男勘三郎新三が、かつて悪かった男彌十郎源七をやり込めるが、結局、一番悪い男大家橋之助長兵衛にやり込められる。新三は源七に斬られて果てる(おそらく)。

悪い男合戦のようなくだりが面白く、橋之助が上手い上手い~。お芝居の中では新三が大店を脅して取ったお金を、ほぼ丸ごと召し上げるごうつく大家なのですが、それと同じように、客席の盛り上がりを全部持って行っちゃいました。

年寄りメイクも上手で、最初「橋之助??」と思ったぐらいです。

新三が斬られる場面、斬り殺されるんだろうな、と言うところでぱっと舞台が明るくなり、幕となります。

そして、舞台裏が開いて、その日開業したてのスカイツリーがド~ン。
一月に見た時と違ってライトアップしていたので綺麗でした。

この日は幕が引かれてもいつまでも拍手が鳴り止まず、結局浴衣姿になった勘三郎がちょこっと顔を出してくれて、ようやく収まりました。

今回はお芝居の中だけじゃなく、外の色々な事まで面白く、歌舞伎って見始めたら止まらないな~とつくづく思いました。
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by konohanasnotes | 2012-06-08 05:16 | 旅行・お出かけ
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